Nov 07, 2009

大切な自分のPCからのデータの回復を

いつも安心してPCを使用するようにするには、データを回復用のバックアップが欠かせないと思っています。いつPCが調子悪くなるかわからないため、定期的に管理していくことが重要だと思います。これらのデータの回復についても、データの保存方法を構築しておいた方が良いかと思います。いつも使っているPCの状態に戻すことが重要なポイントだと思います。
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 ■巡礼絶えぬ始まりの地 

 古都・京都に、修学旅行の女子高生たちが訪れる“聖地”がある。三条新京極にある楽器店「JEUGIA(ジュージヤ)三条本店」(京都市中京区)。店内の至るところで女子高生たちの携帯カメラのシャッター音が聞こえてくる。

 平成21年に放映された深夜の大人気アニメ「けいおん!」(TBS系)は、廃部寸前の軽音楽部を4人の女子高校生たちがガールズバンドを組んで立て直す物語。楽器に触れたこともないヒロインの一人がエレキギターを購入、バンド活動の第一歩を踏み出すシーンに楽器店のモデルとして登場するのだ。

 正面の店構え、店内のエスカレーター、そして何よりも「10GIA」という名前から同店がモデルだとファンの間にまたたくまに広まり、放送終了の現在も全国各地から“巡礼”に訪れる人が絶えないという。12月には映画版も全国公開されるとあって、さらに過熱しそうだ。

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 「女子高生バンドが物語のアニメを企画しているので、店内風景をモデルとして使いたい」

 平成21年の2月。JEUGIA三条本店に、アニメ制作会社「京都アニメーション」(京都府宇治市)から電話がかかってきた。

 JEUGIAの広報担当、遠藤雅貴さん(57)は「うちの店のPRになるならと、担当者が軽い気持ちですぐにOKしました。数日後、アニメの背景を描くための取材陣が来店し、原画を描くために店内の写真をたくさん撮るなど念入りな取材だったと記憶しています」と振り返る。

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 取材から約2カ月後、アニメの放映が始まり、直後から異変が起き始めた。「エレキギターを購入する女子高生が増え、従来の主要顧客層とは全く違う客が増えたんです。それに、めったに売れない左利き用のベースギターが、アニメの主要キャストが使っている理由で売り上げが倍増したのには驚きました」と遠藤さん。

 ただ嬉しいことばかりでもない。楽器売り場担当の角谷光裕さん(35)は「喜んでもらえていると思ったら『アニメの場面と店内が違う』とがっかりして帰られることもありました。商売上、売り場のレイアウトは頻繁に変更せねばならないのですが…」。

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 いまや日本で最も有名な楽器店となったが、「京都アニメーション」をはじめ制作側は、そうした実在の場所がモデルとは決して認めない。

 アニメを放映したTBSの制作担当プロデューサー、中山佳久さんも大人気の理由については「やはりスタッフ、キャスト、そしてファンの皆さんの愛情に尽きる」と力強く説明するが、実在の場所とアニメに登場する場面との関連性などについてはノーコメントをかたくなに貫く。

 確かに、現実と虚構の境目の曖昧さはアニメの最大の魅力なのだろう。ネタ元探しは無粋というものだ。ファンにとって聖地であることは間違いないのだから…。(文・岡田敏一)

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【メモ】けいおん!

 京都出身の漫画家、かきふらいさんの4コマ漫画のアニメ化。第1期は平成21年4〜6月、第2期は22年4〜9月、TBS・MBS系で深夜放映されたが、アニメの大人気ぶりを受け、DVDは95万枚、オープニング曲などのCDは280万枚を売る大ヒットに。今年2月、主要声優らが出演したライブイベントには約3万人が押し寄せた。

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 その場所に初めて立った日のことを、漫画家・村上かつらさんは忘れない。広い川面の向こうに見える大阪・梅田の高層ビル群。小学校のとき話を聞いた海市(かいし)(=蜃気楼(しんきろう))のように大空に浮かび、観覧車が回っていた。足下には小さな花がほっこり。「こんなきれいな場所はない。完璧!」。ここに、主人公が悩みを抱えて立ったら…。村上さんの胸の中で物語がゆっくりとつづられだした。

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 淀川が、東をJR京都線、西を阪急線に区切られた辺り。村上さんが描く漫画「淀川ベルトコンベア・ガール」は、16歳の少女、かよがうつむいて堤防を歩くシーンから始まっている。

 北陸から大阪にきて、川に近い小さな食品工場に住み込みで働く、かよ。口は悪いが心の温かい、工場のおじちゃん、おばちゃんに見守られ、一生懸命生きている。でも彼女には、かなえたい思いがあった。『同じ年ごろの友達がほしい』。そこにワケありげな美しい高校生、那子(なこ)がバイトとしてやってくる。かよの願いはかなうのか…。

 人と人の心の触れ合いを繊細に描く、村上さんの作品。現在「月刊!スピリッツ」(小学館)に連載中の「淀川ベルトコンベア・ガール」は、少女たちが痛みに耐えながら、願いをかなえるため歩んでいく姿を描いて人気の作品だ。

 淀川。その舞台設定について村上さんはこういう。

 「彼女たちが人間関係から学び、成長していく。川は変わらず流れ、それを見守っているイメージです。そんな“治癒力”が淀川にはある感じがするんです」

 それは自身のたどった道にも重なる。京都市出身の村上さんは大学時代から漫画家を志し、独立前は大阪・吹田に住んで大阪市内の会社に勤めていた。今は東京で漫画専業だが、「自分は知名度が高い漫画家ではないので、まず作品そのものを見て知っていただきたい」とのことから、今回のインタビューでは作品の図版を掲載している。それはさておき、村上さんの大阪時代、毎朝のJR通勤で楽しみにしていたのが淀川の景色だった。

 「読書などしていても、橋が近づいたら、後ろを向いたり、首を伸ばしたりして淀川を堪能しました」

 そして会社をやめ、最初にしたのが、電車の窓越しにしか見たことがなかった淀川の河川敷に行くこと。自由、でも当時は無職の身。目に映った淀川の姿は清濁を併せのみ、力強かった。元気がもらえた。

 「この先もいざとなりゃ、ここに来れば何とかなる、という感じでした」

 漫画家になった後も、筋運びに満足がいかない作品があった。大好きな分野を題材にしたのに。それがトラウマになり、その分野に関わることを避けてしまった。その後、「(もしうまく描けなくても)絶対嫌いにならないものを描こう」と、胸を借りる気持ちで選んだ題材が淀川だった。

 叫びたいとき、落ち込んだとき、本心を話すとき−。作中、かよたちが心を吐露するときも淀川はいつもそばにある。声を聞き、傷を流してくれる淀川。「すべてを受け入れ、全部OKにしてくれる。人が自らを解放できる場所なんでしょうね」。物語は、淀川以外では成立しなかった。村上さんは今そう思っている。(坂下芳樹)

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【メモ】「淀川ベルトコンベア・ガール」

 男性コミック誌「月刊!スピリッツ」(小学館)で、平成21年10月号から連載中。大阪の阪急電鉄・十三駅に近い淀川周辺が主な舞台となり、梅田も登場する。15年に同「ビッグコミックスピリッツ」(同)に短期連載された「純粋あげ工場」を発展させた形で、ストーリーが展開する。

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